各診療科目・専門外来のご紹介
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診療科の基本方針と特徴
当院は糟屋郡の中南部に存在し、地域の中核病院として位置付けられています。よって救急搬送される外傷患者さんが多いことが特徴です。
近年、高齢化により高齢者の四肢骨折が増加しています。なかでも大腿骨頸部骨折・大腿骨転子部骨折は待機すればするほど重篤な合併症が増加するとされているため可能な限り48時間以内の早期手術を行っています。そして術後早期にリハビリテー ションを行い骨折前と同程度の日常生活活動レベルへの早期回復を目指しています。さらに高齢者の四肢骨折は骨粗鬆症を基盤に生じることが多いため再骨折を防ぐことが大切です。よって医師、看護師、理学・作業療法士、薬剤師、放射線技師、歯科衛生士、事務等 と他職種と連携し骨粗鬆症の評価と継続的な骨粗鬆症治療を行っています。
また高齢者の整形外科疾患は、時に重篤な内科的合併症を伴っていることもあります。よって総合診療内科と連携し全身管理および治療を行っており、患者さまに安心して最善の治療を受けて頂けるように努力しています。これからも地域の患者さまに愛される病院を目指し診療を続けていきます。
診療内容
整形外科はレントゲン検査以外にMRI・ CT・超音波(エコー)による画像検査を行い的確な診断後に運動器四肢関節変性疾患・ スポーツ障害・四肢骨折外傷に対し人工関節置換術、関節鏡視下手術、靭帯修復術、骨接合術、創外固定などを行っています。
変形性膝関節症に対しては全人工関節置換術以外に病態・病状に応じて部分人工関節置換術や自分の骨関節を温存する骨切り手術や関節鏡下手術も積極的に行っていま す。また2020年1月より足の外科外来を開設し診療を行っています。保存治療が困難な足部・足関節疾患に対し外反母趾矯正手術、足関節外側靭帯修復手術、変形性足関節症矯正手術、イリザロフ法など多数の手術を行っています。
麻酔に関しても当院では麻酔科専門医が常勤しているため、超音波ガイド下の神経ブロックや硬膜外麻酔を行い、術後も可能な限り痛みが少なくなるように管理しています。
診療実績(手術症例数)
福岡青洲会病院整形外科で行っている臨床研究のお知らせ
当院では「日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究」「大腿骨近位部骨折患者のレジストリ構築に関する研究」に協力しています。
本研究にあたって提供するデータは、提供前に個人を特定できない形に加工した上で提供しますので、患者さんの個人のプライバシーは保護されます。
本研究に自分のデータを使用されることを拒否される方は、当事業実施責任者の整形外科部長 金澤に、その旨お申し出下さいますようお願いいたします。
〇「大腿骨近位部骨折患者のレジストリー構築に関する研究」
研究計画書番号:青倫 2022-04
ホームページアドレス:https://ffn.or.jp
〇「日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究」
研究計画書番号:青倫 2020-01
日本整形外科学会ホームページ:https://www.joa.or.jp
JOSNRホームページアドレス:https://www.joanr.org
※読売新聞に掲載頂きました。
難治性骨折の専門的治療について、整形外科部長金澤がご説明しています。2023年9月28日(木)の読売新聞に掲載頂いています。ぜひご覧ください。