当院について

院長挨拶

2021年4月1日付で髙山昌紀先生の後任として、福岡青洲会病院院長を拝命いたしました上田剛資です。2006年に長崎大学第2外科医局を退局し、国立佐賀病院より当院へ入職いたしましたので今年で16年目を迎える事になります。その間に新病棟の建設や初期臨床研修医の受け入れ開始、災害拠点病院指定等色々な病院の変化を見ながら、私自身も外科医として鏡視下手術の適応拡大、川下先生を招聘して内視鏡手術センター、山口先生をお招きして乳腺疾患センター創設など時代のニーズにあった医療の提供を模索してまいりましたが、病院全体の事は高山先生にお任せして好きな事をやらせて頂いていたと言う感じでした。

昨年度新型コロナ感染症のパンデミックが起こり、1月ごろから日本国内でも感染者が見つかり3月には緊急事態宣言が発令され今までの日常生活が奪われてしまう異常事態が始まりました。第1波が落ち着いたと思われたのも束の間で、第2波、第3波と感染拡大が起こり当院でもクラスター発生と言う非常事態が起こりました。見えないウィルスとの戦いは想像以上に大変で、病院内も重い雰囲気となりましたが全職員の頑張りでなんとか難局を乗り越えることができました。しかしその間当院が地域の救急医療業務を停止せざるおえない状況が続き、地域の皆様には多大なご迷惑をおかけする事になってしまいましたが、地域の方々の暖かい励ましのお言葉やご支援を頂き今後地域の医療に貢献できるように邁進したいと言う決意を新たにし、難しい時代ですが地域医療に微力ながら貢献できればと決断し、院長職の大役をお引き受けする事といたしました。

まだまだコロナ感染症収束へは時間が必要と思われ、また別の感染症発生や自然災害の可能性もあり気が抜けない生活が続くと思われますが、当院は患者様に安全に最新の医療を提供できるように知識・技術の習得に努めて参る所存でございます。今後とも皆様のご指導ご鞭撻をお願いしご挨拶といたします。

専門臨床分野呼吸器外科・消化器外科
所属学会・資格等 日本外科学会認定外科専門医、日本消化器外科学会認定医、
がん治療認定医、検診マンモグラフィー認定読影医、
日本呼吸器外科学会、日本内視鏡外科学会、
日本大腸肛門病学会、臨床研修指導医