各診療科目・専門外来のご紹介
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診療科の基本方針と特徴
救急総合診療部のホームページにようこそ
救急総合診療部では、急病の患者様の対応、病気がわからない患者様の診断、複数の疾病を持つ患者様の外来、入院診療などを行っ ております。 当院の救急総合診療部は、救急科と総合内科で運用しています。救急科は平日日中の救急車で来院された方、緊急性のある疾患が疑 われる方の初療を担当しております。総合内科は、紹介状をお持ちの方を中心に外来診療及び内科全般の病棟管理を行っております。 医療は細分化・専門化が進み「疾患」中心に診ることが多くなる一方で、高齢化が進み多数の疾患を併せ持つ「患者」様が増えていま す。その中で総合内科は、患者様が抱える病気はもちろん、持病、家族や仕事、社会環境にも注目し、患者様が最も幸せになる治療を、 患者様と一緒に考え、専門医の協力も得ながら、総合診療を提供する科です。当院の総合内科は、あらゆる患者様のニーズにこたえる べく、ある時はカンファレンスで複数の医師や医療スタッフと話し合い、またある時は専門医へコンサルトを行い、患者様と寄り添 う医療を提供いたします。
診療内容
総合内科の診療内容は、「精度の高い診断」、「ありふれた病気を高い質で治療」「専門科の内科的サポート」「全人的医療の提供」があり ます。また、「医療スタッフ・後進の医師の教育」も重要な業務です。 精度の高い診断については、有効な治療のためには、まずは正しい診断が必要です。まれな疾患・複数の臓器にまたがるような疾患か ら、一般的な疾患まで、きちんと問診・診察・検査を実施して診断を行います。その後専門医の協力が必要な場合には、主治医を交代した り、一緒に診療したりして治療を進めます。 ありふれた病気を高い質で治療することは、例えば高齢者に多い誤嚥性肺炎や尿路感染症を、正しい最新の知識を使って治療を行い ます。そのためには常に知識のブラッシュアップを行い、各種ガイドライン等に精通する必要があります。 専門家の内科的サポートは、整形外科や形成外科、泌尿器科などの専門科で入院加療が必要な方の内科サポートを行っています。例 えば、整形外科に骨折で入院される方は、高齢で転倒し骨折された方が多くおられます。高齢者のため持病を複数お持ちのことも多く、 血圧・糖尿病などの管理から、そもそも転倒の原因が内科疾患による体調不良のこともあります。これらの方々がスムーズに手術治療 などを受けられるように内科管理しています。 全人的医療は、患者様の一つの病気だけを見るのではなく、ほかの持病とのバランスを取りながら、家族や社会環境にも注目し、「患 者様」を癒す医療で、総合診療の根幹となるものです。 医療の質を高めるには、医師だけでなくほかの医療スタッフのスキルアップも必須となります。総合診療の重要な要素の一つに「教 育」があり、人に教えることにより自分のスキルも洗練されていくと考えます。 上記の内容で、日常の外来診療、救急診療、入院診療にあたっております。どうしたら良いか分からないときは、「とりあえず総合内科 受診」していただければ、お役に立てることも多いと思います。
診療実績
当院の総合内科で診断・治療実績がある疾患としては、
肺炎、腎盂腎炎、尿路感染症、帯状疱疹、結核、新型コロナウイルス感染症 リケッチア感染症、化膿性脊椎炎、感染性心内膜炎、低体温症 重症筋無力症、ギランバレー症候群、視神経脊髄炎、プリオン病 白血病、多発性骨髄腫、血球貪食症候群、骨髄異形成症候群、後天性血友病 膵炎、虫垂炎、腹膜炎、腹膜垂炎、肝膿瘍、胆管炎、胆嚢炎 蜂窩織炎、壊死性筋膜炎、深部静脈血栓症、肺梗塞、胆石、尿管結石 スティーブンス・ジョンソン症候群、バセドウ病、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎
等々、多領域にわたる多数の疾患になります。診断治療には、 前述のように複数の医師によるカンファレンスや、専門医との協力によるものです。
救急受け入れ実績
一緒に地域医療に貢献する医師募集中
救急診療部ではただ一定の業務をするのではなく、様々な業務の中からやりがいを持った働き方を提案しています。当グループの使命である糟屋中南部を中心とした地域医療を一緒に守ってくれる医師を募集しています。
当院での救急総合診療部の業務内容は、大きく以下の業務があり、個々の医師に合わせた業務が相談できます。
- 内科系新患患者診療
- 総合内科定期(予約)外来診療
- 救急診療
- 発熱者外来診療
- 入院患者診療
- 整形外科・形成外科等入院患者の内科管理
- カンファランス・勉強会への参加
- 研修医・専攻医教育
- 予防接種業務、NSTなど
10) 青洲会クリニックへの診療応援(外来診療や往診)、青洲会病院(長崎県平戸市)への診療応援
また、他科との関係性も良いため、担当したい疾患についても相談することが出来ます。
当院は粕屋中南部の患者様が集まる病院であり、様々な疾患が経験できる二次救急の急性期病院です。新専門医制度の総合診療プログラムおよび、プライマリ・ケア連合学会の新・家庭医療専門医プログラムを持っており、救急専門医の研修関連施設にも認定されております。救急医療・総合診療を実践したい方や開業に向けた診療スキルを研鑽したい方をお待ちしております。入院患者は主治医と副主治医のチームで診療にあたり、また休日は重症を担当する医師を割り当てており、夜勤後や休日はしっかりと休養できる体制づくりを行っています。ご興味のある方は、ぜひ一度ご連絡いただければ幸いです。