部門・ センターのご紹介
医療関係の皆さまへ
呼吸器リハビリテーション
コンディショニング
呼吸器リハビリテーションでは、まず患者さんの呼吸苦を軽減させていく事を優先し、患者さんの状態に合わせコンディショニングを実施していきます。
コンディショニングとは、痰を出して呼吸を楽にする“体位ドレナージ”や、首まわりの“呼吸筋マッサージ”、胸郭周囲の“肋間筋ストレッチ”等を指します。
運動療法
呼吸が楽に行えるようになりましたら、理学療法士による“運動療法”が開始されます。
経皮的酸素飽和度(SpO2)や脈拍を測定しながらその方に合った運動強度で、歩行練習やエルゴメーター・ リカンベント等の有酸素運動を行っていきます。
日常生活動作練習
呼吸が楽に行えるようになりましたら、作業療法士による“日常生活動作練習”が開始されます。
日常生活場面において、楽に呼吸が行えるような生活動作指導を行っていきます。
(例:入浴場面における動作評価・指導や、酸素化評価等)
また嚥下機能に問題のある方に関しては、言語聴覚士による嚥下機能評価・練習が行われます。
嚥下評価の結果に基づき、その方に合った食事形態の検討やご家族への指導を行っていきます。
HOT(在宅酵素療法)指導
退院後も自宅で酸素療法が必要な方に対し、自宅生活で必要な酸素量の評価や導入機器の使用指導等を行っていきます。
必要に合わせて訪問リハビリテーションにて自宅訪問させて頂き、退院後のフォローアップも行っていきます。
▲退院時リハビリテーション指導場面
▲患者様のコンディショニング場面