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地域医療支援病院
福岡青洲会病院は、令和5年4月1日より「地域医療支援病院」として福岡県から承認を受けました。
開設30周年の節目の年でもあり、医療の質の更なる向上に取り組む構えです。
当院が地域から求められる医療、目指すべき役割
1、急性期医療への更なる貢献
当院が立地する粕屋町を含む粕屋中南部エリアは、20万近い人口を擁しています。高齢人口がさらに増加するこれからの時代、心臓疾患や脳血管疾患、転倒による骨折など、一刻を争う治療が必要な患者さんの数はさらに増えることが予想されます。
当院は地域医療支援病院として、それら急性期医療への対応により一層の力を注いでいきます。
新たな取り組みとして、福岡大学の呼吸器外科や脳神経外科と連携し、小さな切開創から胸腔鏡で行う肺がん手術(詳細は呼吸器外科)や、脳梗塞に対する「急性期血栓回収療法」(詳細は脳神経外科)など、地域に必要な急性期医療の専門性を高めています。
2、地域医療ネットワーク構築への貢献
現在、粕屋医師会を中心に地域医療ネットワークの構築が進められており、当院もこれに協力することで患者さんの状態に応じて”役割分担”出来るように、各医療機関との連携をさらに強化していきたいと考えております。
地域内の病院や診療所がリアルタイムに情報を共有し、共通認識を持って一人ひとりの患者さんに接する体制の確立に向け、様々な取り組みが現在進行中です。
これからも地域の皆さんに安心して毎日を過ごせるような医療を提供すべく努力を続けていきます。
地域医療支援病院とは
地域医療支援病院とは、地域医療において「紹介患者さんに対する医療提供、医療機器等の共同利用の実施等を行い、かかりつけ医等への支援を通じて地域医療の確保を図る病院としてふさわしい構造設備などを有する」病院のことです。
地域医療支援病院は次のような役割を担っています
- 紹介患者に対する医療の提供(かかりつけ医等への患者の逆紹介も含む)
- 医療機器の共同利用の実施
- 救急医療の提供
- 地域の医療従事者に対する研修の実施
承認要件
紹介患者に対する医療の提供
他の医療機関からの紹介患者の比率(紹介率)及び他の医療機関への紹介した患者の比率(逆紹介率)が以下のいずれか
- 紹介率80%以上
- 紹介率65%以上、かつ逆紹介率40%以上
- 紹介率50%以上、かつ逆紹介率70%以上
病床数
- 200床以上
施設や機器の共同利用
- 登録医
- 開放病床
- 検査予約(CT、MRIなど)
地域の医療従事者のスキルアップ のための研修
- 講演会、研修会
- 研究会、カンファレンス(症例検討会)など
救急医療の提供
- 24時間の救急患者受入
必要な施設・設備
- 化学、細菌検査室
- 研究室、図書室など